< 美味しいお茶の探し方>

    <美味しいお茶との巡り合いは?>

 

  美味しいお茶がなかなか見つからないといってお嘆きのお客様。

 いろいろとお話しを聞いてみると、お茶店のことを勘違いをされていたり、楽をしてお茶を淹れようとするあまり茶器の選び方を誤ったり、様々なことが出てまいりました。

 すこしでも美味しいお茶を見つけられるお手伝いが出来ればと考え、次のようなことを掲載いたしました、参考にしていただければ幸いです。
 
 ● なかなか美味しいお茶にめぐり合えない方とは。
 
 (イ)たまたま貰ったお茶が美味しかったので、それと同じお茶を他所のいろいろな

    お店を回って探す方。
  (ロ)やぶ北茶だけにこだわって探す方。
  (ハ)産地だけにこだわって探す方。

    (二)急須の選択を誤る方。


  ● 美味しいお茶にめぐり合えない理由


 (イ)たまたま貰ったお茶が美味しかったので、それと同じお茶を他所のいろいろな

    お店を回って探す方。

    お茶屋さんは、それぞれのお店でこだわりが有り、各店で独自の味を持っていま

     す。
       例えば100軒のお茶屋さん有れば、産地や100gのお値段が同じでも

    100通りの 味になります。

    この為、貰ったお茶が美味しかったからといって近所のお茶屋さ んに行っても,

    同じお茶は手に入らない事になります。
         この場合は、貰ったお茶の袋に販売店の住所・電話番号が記載されていますの 

         で,直接その販売店に連絡を取り購入すれば同じ美味しいお茶を手に入れること

    が 出来ます。
 
  (ロ)やぶ北茶だけにこだわって探す方。

    日本で生産されるお茶の約70%位はやぶ北茶です。

    そしてお茶屋さんが取り扱う品物もほとんどがやぶ北茶であり、かえってやぶ北

    茶以外のお茶を探す方が難しい程です。

    更に、やぶきた茶は畑の場所や製茶工場の造り方(蒸し方・火入れの強さ)で

    味が変わってきます。

    最近はやぶきた茶以外の品種、(EX、さえみどり・ゆたかみどり等)を

    取り扱うお店も増えています。

        お茶屋さんはお茶の専門店で各々こだわりが有り、お茶の味で勝負をする店が

    多いのです。

    この為、やぶ北茶だけにこだわらず、美味しいお茶屋さん(お店)を探す方

    美味しいお茶に出会う近道です

   
  (ハ)産地だけにこだわって探す方。

    お茶の産地は、北は福島県から南は沖縄県まであります。

    同じ産地の中でも畑の場所,或いは製茶工場の作り方で、違った味のお茶が出来

    てきます。

    この為、同じ産地で同じ品種のお茶(ex 静岡産やぶきた茶)を異なるお店で

    購入した場合、100gのお値段が同じでも違う味のお茶だった、という事に

    なります。
  (例)
    茶店ー100g入り 1,000円の静岡産やぶきた茶
    茶店ー100g入り 1,000円の静岡産やぶきた茶


    この場合、どちらも同じ静岡茶ですがA茶店とB茶店の仕入れ先が異なり、さら

    に店主の味覚・好みも異なります。

    このため同じ静岡茶でも異なる味のお茶になります。

  

       ※ 深蒸し茶も製造過程で茶葉を蒸す時間が、100秒~200秒位とかなりの

    幅が有ります。このため蒸し時間の違いが、味にいろいろな違いをもたらし

    ます。  
    

   <参考>

   ・茶名について

      前段で述べた通り、お茶屋さんは各店でこだわりの味を持っていて、

      オリジナルの味の表現としてお茶に名前を付けています。

      茶名の付いたお茶は、そのお店独自の味のお茶です。

      当店例・・・みねのゆたか 秀峰 彩鳳祥 寿峰 嶺のみどり 等々

       ※取り扱い商品を参考にしてください。

   <美味しいお茶の淹れるためのワンポイント>

 1、お湯の温度は茶葉によって変わります。必ずしも80度にこだわる必要はありませ

   ん。

 2、お茶の浸出時間は茶葉によって変わります。

 3、お茶を注ぐ時は急須を揺すらず、そっと注いでください。

 4、茶葉の量とお湯の量のバランスが大事になります。(お湯の量は少な目にすると

   味が濃く出ます。)

    5, 普通蒸し煎茶と深蒸し煎茶ではお茶の浸出時間が事なります

   ・普通蒸し煎茶 ー 1分~3分

   ・深蒸し煎茶  ー 15秒~30秒

   ※同じ深蒸し煎茶でも蒸し時間によってお茶の浸出時間は異なります。

    お茶を淹れる時には色合いをよく見ながら適度な濃さで注いでください。

        (注)お茶の色がなかなか出ないといって急須を振り回すと、雑味が出て味が壊

      れてしまいます。

    6,お水のお話(軟水と硬水)

   ・軟水と硬水の違いは、水中に僅かに溶けているカルシウムやマグネシウムの成

    分の量で呼び分けています。少ないのが軟水、多いのが硬水、昆布などで出汁

    をとるのに向いているのが軟水、さらに日本茶を美味しくしてくれるのも軟水

    です。

 

  ※千利休の教えの中に「茶は服のよきように」という言葉が有ります。これは、お茶   

  は淹れたい様に淹れ、飲みたい様に飲めば良ろしいということなのです。

  *例えば、舌が焼ける程の熱いお茶の飲みたい方は、熱湯で淹れても構わないと

   いうことになります。

最近のお茶が美味しくなくなったと、お嘆きのお客様へ。

一度、急須を見直してみませんか。

茶葉の質ではなく、今お使いの急須に原因の有る方が大変多く見られます。

※お茶の豆知識・急須のお話参照